街の遊撃手 〜シティコネクション〜
ハイウェイを交通法規も気にせず、ブッ飛ばしたいと思ったことはないだろうか。
また、昔のまんがに出てきたように、車を自力でジャンプさせたいと思ったことは?
そんな貴方にオススメするのがこのゲーム、「シティコネクション」だ。
主人公のクラリスという少女は、赤い車を駆って世界各国の警察を
手玉にとりつつ、ただひたすらにハイウェイを白く塗り上げていくという、
ある意味暴走族より性質の悪いお嬢様だ。
しかもこのお嬢様、追って来るパトカーにオイル缶を投げつけて
スピンさせるという過激さだ。あまつさえ、そのパトカーに車ごと体当たりして
弾き飛ばすのだからこれはもう、金の力でも揉み消せないLvの犯罪だろう。
ヘリから狙撃されても文句が言えないくらいだ。
そんな彼女だが、何気に道路に突っ立っているネコを轢いてしまった時には
さすがに自分の行いを恥じてか自決する。
(一機減る理由はこうであろうと私は見ている。)
「ネコふんじゃった」がレクイエム代わりだ。
人知を超える現象はまだまだ続く。
うろうろしていると、突然道路を裂いて生えてくる謎のタケノコ。
何気に道路に浮いていて、3つとると突然外国に飛ばされる怪しい風船。
ニューヨークやパリにはUFOが飛び、京都では月のウサギが落ちてくる。
まったく未知の世界というのはあるものだ。
貴方の街の周囲で、急に道路が真白く塗られていたら、耳を澄まして欲しい。
そこには必ず、暴走する赤い車の排気音が聞こえてくることだろう…。
シティコネクション
1985年9月27日発売、発売元ジャレコ、定価4900円。
パトカーもさすがに群れすぎだと思う。
なんとなく写真の場所は南国チックだな…。
なにげに描かれている風船がキーポイントか?
などというジャレコのHPはこちら。
次回予告
女神の命を受けて、塔の前に立つ少女。
彼女の持てる武器は、勇気と女神から授かったティアラのみ。
魔物の徘徊するこの塔で、彼女は無事任務を果たせるのか。
次回、れげーと僕。